まだ口の中に残っている苦味に顔を歪めながら、 急いでゴージャスなステンドグラスが出迎える階段を駆け下りた。 なぜ、打ち合わせではコーヒーしか飲んではいけない雰囲気なんだろう。 わたし、コーヒー飲めないのに。 カフェラテも注文しづらい雰囲気、本…
気が小さな私はいつもおどおどとしているのだけど、 ステージ上でだけは、女優になれる。 もちろん芸能人などではないので、カメラなんてものはありません。 私が私じゃない誰かになれるのは、きらびやかに誘う、夜の喫茶店。 夜が好き。 闇が好きだ。 私の…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。