#休日クリームソーダ日和

アイスがとけるまでの刹那はあの夏の日の眩さみたい。

台東区-日暮里

二階からクリームソーダ〈日暮里〉【休日クリームソーダ日和.39】

「階段をのぼると、クリームソーダがありました」 とつぶやいてみると、隣で本に目を落としたまま太朗は 「それは川端康成氏の『雪国』……」 と言ってから自分の言葉に疑問を持つように顔を上げ、さらにはゆっくりと首を傾げ、 「……をオマージュした『千と千…